Frontier with Passion

廣中 智也 企画本部/2009年入社

Episode-1

お客様から伝えられた大切なひと言。

 入社して非鉄金属部に配属されて2年目、国内のお客様に供給するアルミスクラップの輸入に携わっていた時のことです。私の未熟さから、納期を守れないという事態に陥ってしまいました。私は解決への糸口を見つけるために、とにかく奔走しました。連絡のあった2日後には単身でタイに出張し、現地の仕入先を訪れて交渉を行い、そしてトンボ帰りで日本に戻ると、すぐにお客様を訪ねてきめ細かく状況を説明しました。最初、お客様の怒りは到底収まらないような様子でしたが、私が全力を尽くして真摯な対応を積み重ねるうちにお客様にも納得していただき、納期は遅れてしまったものの、無事に契約どおり納品することができました。
 そしてしばらく経ったある日、お客様から、「あの時あれほど怒ったのは、私たちにとって納期がいかに重要であるかを、君に理解してほしいと思ったからでもあるのです。」と言われました。いつでも相手の目線に立って考えることは、営業の基本のひとつ。その大切さを、私は実務を通じてお客様から教えていただいたのです。

「海外トレーニー制度」で得た
グローバルな自信。

 非鉄金属部で経験を積んで5年目、「海外トレーニー制度」を利用し、インドとUAEに半年ずつ駐在をしました。現地では、語学を勉強するとともに、OJTを通じて国内とはまた異なるビジネスを体験することができました。たとえばインドではヒンディー語の語学学校に通いながら、日本にいた頃には扱ったことのない、特殊鋼や工作機械などのビジネスに携わりました。
 非鉄金属部に在籍していた時もしばしば海外に出張しましたが、これほど長期間にわたって異国の都市で暮らし、仕事をするのは初めての体験。海外トレーニー期間を経たことでどんな国に行ってもチャレンジできるという大きな自信を得ることができました。

※ 現在、海外トレーニー制度はありません。2016年度より、新人海外語学研修が新設されました。

5年、10年先を視野に、
ビジネスを切り拓いていく。

 現在は、経営企画部に所属しています。このセクションの役割は、5年、10年先という当社の将来を見据えて、新規のビジネスやマーケットを開拓していくこと。たとえば、水ビジネスや航空機、ロボット、資源エネルギーなど、これまでの当社の事業にない、新たな分野に挑んでいます。
 現在、私がリーダーを務める、中東でのオイル&ガス事業の展開を目指したプロジェクトもそのひとつです。現地の有力財閥と新会社(ジョイントベンチャー)を設立し、現地で在庫販売ディストリビューション事業を行う検討をしています。どのプロジェクトもそうですが、他社と同じ提案ではなく、商材アイテムやビジネス機能などで当社ならではの独自性を打ち出すことが不可欠です。今は、関連する部門を巻き込んで横断的なチームをつくり、現地に長期出張するなどしてその可能性を模索している最中です。
 チャレンジングな仕事ですが、非鉄金属部や「海外トレーニー制度」で培った経験が大いに役立っています。グローバルなビジネスだからこそ、相手の目線に立って考えることがますます重要だと感じています。入社2年目の試練で学んだ教訓を生かし、岡谷鋼機の次代を担う新しいビジネススキームを構築したいと思っています。

PROFILE

廣中 智也 企画本部
2009年入社

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岡谷鋼機に入社した理由は、自らの力でビジネスを創り上げていくことのできるフィールドに魅力を感じたからです。しかし、グローバルということについては正直、あまり関心がありませんでした。そんな自分が現在、頻繁に海外出張に出かけているのですから大きな進歩です。「海外トレーニー制度」での経験も生かし、柔軟な発想による斬新なビジネスを実現したいです。

※ 所属部署は取材当時のものです。